なぜ日本人はかくも「紙」にこだわり続けるのか?
30年間で文房具はこんなに変わった〈後編〉
■ツバメ、モレスキン…様々なノートが人気を集める
他にも、家電量販店や東急ハンズの文具売り場に行くと、実にさまざまなノートが売られているのに気づく。中には「質感の高さ」をアピ-ルするノートまである。
中性紙使用を売りにするツバメノートが人気を集めていると思えば、硬い表紙で頑丈なことを売りにしているモレスキンのノートも大きなコーナーを作っている。
また、ロディアのメモ帳にも人気が集まっている。ちょっと厚いメモ帳の質感がよく、それがユーザーの物欲を刺激する。それに加え、ノートカバーの人気も高まっている。A5やB5といった、定番サイズのノートに合わせたノートカバーだけではなく、ロディアのメモ帳などに合わせたミニサイズのカバーも通販などでは見ることができる。
以前にも増して、ノートのバリエーションが豊かになってきている印象だ。